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2012年11月16日

正直な告白が事故を防ぐ

中小企業は経営者の情熱や熱意をガソリンに走っています。5人、10人の規模なら良いのですが、50人、100人といった規模に成長すると、経営者一人では全体を把握できなくなります。経営者のカリスマのみで経営してしまっていると、「悪いニュースが社長の耳に入らない」という情報詰まりが起こりがちです。


事故やミスの報告は表彰したって良いくらい

ある軍隊では、訓練の際に空母上で「レンチがひとつ無くなった」との報告を受けた上官は、すぐさま艦長に報告。その直後、艦長より「すべての訓練を中止にし全員でレンチを探せ」との命令が下り、空母上に搭載されていた戦闘機はすべて安全のため陸上基地へと帰還させられたそうです。

また、ある高速鉄道の運転手は、運転途中でメガネを忘れていたことを気付き、すぐさま上司に報告したそうです。すると、緊急で列車停止命令が下り、至急手配された交代要員と最寄り駅で交代させられたそうです。

どちらも、実にささないなミス。報告をサボっても、大きな事故は起こらないかもしれない事例です。しかし、これらを原因に大事故が起こってもおかしくないミスでもあります。

興味深いのは、どちらの組織も「自分のミスを即座に報告した」との理由で表彰されている点です。

「報告したら怒られるかも」「罰せられるかも」と思ったら、人間は隠そうとします。それでは、何かが起こったとき、もう時すでに遅し。取り返しの付かない事態に陥っているでしょう。

中小企業は経営者の判断ひとつで未来が大きく変わります。

悪いニュースも自然に報告されるよう体制を整えることで、より正確な指示を出せるようになるでしょう。
 

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