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2012年11月9日

「社員の返事がやたらといい」ことは病んでいる会社の一症状?

「当社の社員は指示を出すと、必ず『はい』と、いい返事がくる」。これを好意的にとらえない社長はいるのでしょうか?  恐らくほとんどいないはずです。誰でも、指示を出しても生返事しかしない社員を望んだりしません。しかし、「社員の返事がやたらといい」ことは、会社が病んでいる症状の一つだという見方があるといわれています。なぜでしょう?

特に「ワンマン」「アイデアマン」と自他ともに認める社長は、胸に手を当てて考えてみましょう。


画期的なアイデアが現場社員を疲弊させている!?

一般的に中小企業の社長は、多かれ少なかれ「ワンマン」と呼ばれる要素が備わっています。

なかにはベンチャー精神に満ちあふれ、あるとき不意に画期的なアイデアが思い浮かび、社内外を驚かせた経験を持つ社長も少なくないことでしょう。

しかし、社長があまりにも先手を見通せるあまり、ふとひらめいたグッドアイデアが、結果的に現在とほんの一歩先の実務に携わっている現場の社員を振り回しているという例も目立ちます。社長が意欲を燃やせば燃やすほど、現場社員が心身ともに疲弊していくという現象を目の当たりにしたことはないでしょうか?

しかも、そうしたワンマンかつアイデアマンの社長に限って、自分がやりたいことを社員に理解されないことを不快に感じる傾向にあります。社員はそうした社長の顔色を肌身で感じながら仕事をしています。だから社長の指示や提案には、おのずと「はい、わかりました」と大きな声ではきはきと返事をしてしまうのです。

「うちの社員は、返事だけはいいけれど、思った通りの結果が出てこない」「誰も私が考える以上のアイデアを提案してくれない」。こんな悩みを抱えている社長の会社は、間違いなく社員の自主性が損なわれています。これこそ、会社が病んでいる一つの症状なのです。

社長は会社にとってパーツの一つ

では、こうした症状を解決するにはどうすればよいのでしょう? まず、社長の暴走を食い止める仕組みをつくることです。

その一つとして、すべてのミーティングでの決定事項を文書に記録して、社員にオープンにすることをおすすめします。こうすることで、思いつきでコロコロと変わる指示に一貫性を持たせることができます。

もう一つは、社長自身が「自分も会社にとってパーツの一つ」という認識を持つことです。社長は社長という一つの役割を担当しているに過ぎません。この認識だけでも、社長の暴走の制御と社員の自主性の向上に、大いに役立つことでしょう。


 

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