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2012年11月06日

患者は医師の一言に敏感。診療の最後には安心感を与える言葉を。

患者さんがかかりつけの医院を選ぶときの基準は何だと思いますか? もちろん、医療技術はいうまでもありません。しかし、それ以上に求められているのは「親身な説明」です。患者は医師が発する言葉に敏感です。

「心配ないよ」「たいしたことはないね」「大丈夫だ」「調子がよさそうだね」といった前向きな言葉をかけられると安心します。「病は気から」ではありませんが、病状の改善にも寄与している可能性もあるのです。


「こうしないと駄目」ではなく「こうすれば大丈夫」

「親身な説明」に欠かせないものは何でしょう? 

それは、具体的かつ詳細な説明と丁寧な話し方です。患者さんは、自分の体がどうなっているのかを詳しく知りたがっています。そして、それを分かりやすい言葉で丁寧に説明されることを望んでいます。そのためには安心感を与える言葉が必要なのです。

一方、病気によっては、厳しいことを言わなければならない場合もあります。例えば糖尿病の患者さんで食事療法を守れないばかりに余病を併発しそうな場合は、シビアな現実を話さなければならないこともあるでしょう。

しかし、その場合でも「こうしないと駄目」ではなく「こうすれば大丈夫」とプラスの言葉に変換し、安心感を与えましょう。患者さんの病気に対する意識や闘病意欲を刺激するように話しを運ぶことが大事なのです。

言葉の力は想像以上に大きいです。人は些細な一言で生きる希望がわいてきたり、絶望することもあります。ましてや、人命を預かる医師の一言は重要です。言葉を選び、患者さんに安心感を与えることを、いま一度心掛けましょう。


 

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